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本願寺系図

著名な宗祖親鸞聖人ですが、実際のところ鎌倉時代には親鸞聖人について、公的な記録に殆ど載っておらず、親鸞聖人自身も自分のことを殆ど語っておられない方でした。
親鸞聖人の存在は、大正時代に妻の恵信尼(えしんに)さんの手紙(消息)が見つかったことで初めて実在と確定したほどです。それまでは「僧綽空」と書かれた親鸞聖人の自筆があったとはいえ、架空の人と疑問視されていたようです。
以下にご紹介する「系図」についても、親鸞聖人没後から270年(本願寺10代証如上人の時代)ほど経ってから作成されたものなので、系図の製作者によっては内容の違いもあるようです。時代的に見れば、時はまさに戦国であり、天下にとどろく一向宗という戦う教団として歴史の表舞台に躍り出ていた時代です。大名クラスとなった本願寺が、権威付けのため(九条家との関係を磐石とするため?)、系図を作ったのかも知れません。

藤原鎌足から17代目

藤原鎌足-不比等-藤原房前-真楯-内麿-藤原真夏-浜雄-
家宗-弘蔭-繁時-輔道-有国-日野資業-日野実綱-有信-有範-親鸞

親鸞聖人の出自は藤原氏北家の日野氏の支流だとされています。

両本願寺歴代(本願寺住職)

東西分立前 1 親鸞 – 2 如信 – 3 覚如 – 4 善如 – 5 綽如 – 6 巧如 –
7 存如 –8 蓮如 – 9 実如 – 10 証如 – 11 顕如 –
東西分立後 大谷派 12 教如 – 13 宣如 – 14 琢如 –
15 常如 – 16 一如 – 17 真如 –
18 従如 – 19 乗如 – 20 達如 –
21 嚴如 – 22 現如 – 23 彰如 –
24 闡如 – 25 淨如 – 26 修如
本願寺派 12 准如 – 13 良如 – 14 寂如 –
15 住如 – 16 湛如 – 17 法如 –
18 文如 – 19 本如 – 20 広如 –
21 明如 – 22 鏡如 – 23 勝如 –
24 即如 – 25 専如

本願寺系図