人生の時間
前回の「親と過ごせる残りの時間」に続き、私たちの生涯における時間も計算してみました。
男性の平均寿命:79歳
女性の平均寿命:86歳
平均寿命:82歳
誕生から平均寿命までの日数は、約30000日あります。
82年間を未成年・成年・老年と、更に細かく分けていくと、
- 0歳~20歳が、7300日
- 21歳~65歳が、16425日
- 66歳~82歳が、6205日
更に、睡眠時間と瞬き時間の目を閉じている時間も計算します。
- 1日平均8時間の睡眠時間とすると
1年間の睡眠時間は、約3000時間
1年間の睡眠日数は、125日 - 瞬き時間
1日の瞬き回数は約15000回
1時間に15分目を閉じている計算です。
つまり、1日6時間ほど目を閉じています。
1年間で、2190時間となり、約90日ほどになります。
睡眠時間と瞬き時間を合わせると、
215日/年
となるわけです。
つまり、1年間で約7ヶ月間、人生においては6割ほど、
寝ているか、瞬きして目を閉じていると言うことになりますね。
この睡眠瞬き時間を、
- 0歳~20歳が、7300日
- 21歳~65歳が、16425日
- 66歳~82歳が、6205日
から引いていくと残りは、
- 0歳~20歳が、3000日(約8年間)
- 21歳~65歳が、6750日(約18年間)
- 66歳~82歳が、2550日(約7年間)
です。一気に日数が減ってきましたね。
この他に、仕事時間なども引いていけば、更に少なくなるでしょう。
たったこれだけの時間の中で生きている私たちなのです。
正に「諸行無常」であり、無限ではない有限な私のいのちなのです。
蓮如上人の『白骨の御文』に、
「朝(あした)には紅顔(こうがん)ありて、夕(ゆうべ)には白骨(はっこつ)となれる身なり」
とあり、最後の一文には、
「されば、人間のはかなき事は、老少不定のさかいなれば、誰の人も、はやく、後生の一大事を心にかけて」
とあります。
老いた人が先に死に、若い人は後から死ぬ、と決まってはいません。
無常の前では皆さん同い年と言えるでしょう。
「大事に己の人生を生きよ」という私にかけられたいのちの願いが、
この人生の時間を計算するたびに、問いかけられている今日この頃です。
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