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お布施はいくら包めばいいのですか?

「お布施はおいくらですか?」とのご相談も非常に多いです。「お気持ちで構いません」と言われても、おそらくは、少なすぎても失礼だし、かといって多すぎると家計に響くしということだと思われます。逆に、こちらが「遠慮して言わないのだ」とも感じておられることでしょう。
ですから、当山では「皆さまにとって無理の無い範囲」で構いません。「少ないのは失礼かな?」とご心配する必要がないことを何より願っておりますし、それ以上に「ご供養に対するお気持ちが先」だと考えております。

お布施とは元々、粗末な衣服を着て托鉢に出ていた修行者に対して布を施して衣服の足しにしてほしい、というところからこのような言葉になりました。その意味合いは「喜捨(きしゃ)」といい、「喜んで捨てられるほどの想い」で差し出すものです。ご法事に対するサービスの対価として支払うものではないので、料金が決められておらず、「お気持ちで・・・」となるわけです。
また、お布施は現金でなければいけないということもありません。経典には「無財の七施」(むざいのしちせ)が説かれています。優しいまなざしと慈愛に満ちた微笑で人に接するのが「眼施」「和顔悦色施」。優しいことばで人に接するのを「言辞施」。自分の力を人様に貸すのを「身施」。優しい心で他人に喜びを差し上げるのが「心施」。自分の座席をゆずる・ゆずりあいを「床座施」。そして住む場・心にゆとりを与える「房舎施」。以上七つの布施を言います。これは誰にでも出来ることであり、日常生活の中で行えることばかりです。

それでも仏事を依頼するのが初めての方、お寺とあまりご縁がない方にとっては、お布施というものが何か分かりにくい部分もあるかと思います。お布施の金額に悩んで、お寺に直接お願いすることをためらうということがないよう、ご希望の方には目安となる水準(当地域の平均的なもの)をお伝えしております。
どうしてもお困りのときは、三宝寺に遠慮なさらず何時でもご相談下さい。

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