仏壇の置き場所や向きは決まっていますか
新しく仏壇を購入した方の多くが、仏壇の設置場所や向きについて悩まれているようです。
しかしながら、設置場所や向きについて絶対にこうしてはならない、こうしなければならないという決まりはありません。ですが、古くからのしきたりを見ていきますと、仏壇を置く向きには、大きく分けて三つの考え方もあります。
1,南面北座説・・仏壇の背を北にして南向きに置きます。直射日光が当たらず、南からの風も通って湿気を防ぐことができるので保存上でも最適の条件といえます。
2,本山中心説・・仏壇の前で合掌して拝む方向の延長線上に家の宗派の本山がある位置に置きます。
3,西方浄土説・・阿弥陀如来の西方極楽浄土を礼拝するために西を背にして東向きに仏壇を置きます。
御本尊を安置してあるお仏壇は、ご家族さまの心のよりどころですから、ご家族さまがそろってお参りしやすい場所(毎日お手を合わせたくなる場所)に安置することが一番大切です。実際に、いつも家族の存在を感じられるリビングに置く方も増えています。
設置の際に配慮すべき点として、「風通しの良い場所に」「見下ろすことの無いように少し高めに」を心がけて下さい。
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