お供えに決まりはありますか?
教えの中でいくつかの決まり事はございますが、皆さまがご自由にお供えしていただければ大いに結構です。そのお気持ちを大切にされて下さい。
仏さまへのお供え物を用意するというのは、作法、つまり決まり事なのだと受け止められていると思います。それも、必ずしも誤りではないかもしれません。ただ、作法というのは、まず何かしらの気持ちや考えがあって、それを目に見える形として表わすために生み出された表現手段であると考えられます。作法をただ形ばかりのしきたりととらえるのではなく、そこにある意味(仏さまへの感謝と敬いの心を表わす行為)を味わうことができるならば、ご仏壇にさまざまな供物を供えるという行為も、より豊かな意味をもつものとなりましょう。
お供えは、そのまま仏さまのものとなり、その後「仏さまからのいただきもの」(お下がり)となります。もちろん、単に物としてのお下がりばかりではありません。むしろ私たちは、形として見える物をお下がりとしていただきながら、今日私が生かされているということも、仏さまからのいただきものであると感じさせていただくことが、大切だと思っています。
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