正信偈とお経の違いは?
「正信偈」とは、親鸞聖人が念仏の教えによって信心を得たよろこびを表現された偈(うた)です。真実の教えとしていただかれた経典(お釈迦さまの教え)のこころを開かれ、親鸞聖人のもとへ念仏の教えを伝えてくださった七人の高僧の業績がたたえられています。
正信偈のお勤めは、苦しみや悲しみの中で生きる私たちに、親鸞聖人自身がその苦しみから本当に生きるよろこびをいただかれた念仏の教えを伝えてくださる縁として大切にしたいものです。
そして「お経」とは、お釈迦さまのお説法です。お釈迦さまの説かれた言葉を、文字に記録してつたえてきたもので、普段拝読しているお経は、漢訳されたものです。
真宗では浄土三部経を拝読します。みなさんは普段からお釈迦さまの尊いお説法を聴聞しているわけです。
「真宗大谷派の葬儀」
門徒もの知り帳(上)より
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