浅草の東本願寺が本山ですか?
こちらも別記の築地本願寺と同様に、多くの方からご質問がございます。
浅草の東本願寺は「浄土真宗東本願寺派」の本山となります。歴史を紐解きますと、江戸時代の明暦の大火の後、幕府の指示(「築地か浅草か好きな方を選べ」)があり、真宗大谷派が「浅草本願寺」、浄土真宗本願寺派が「築地本願寺」を建立されました。そして諸事情により、昭和56年に大谷派から離脱、昭和63年に「浄土真宗東本願寺派」として独立、平成13年に「浄土真宗東本願寺派本山東本願寺」の名称で文化庁より認証され現在に至ります。
浅草本願寺の離脱により、大谷派の東京別院が無くなりました。そこで平成2年、練馬区に大谷派の関東圏本部として「真宗会館」が新たに建立されました。ですから、ご質問はあながち間違いでもないですね。浅草の東本願寺は、大谷派の本山ではありませんが、かつて「東京別院」であったのです。
ちなみに、茨城県牛久市にある「牛久大仏」は、東本願寺派本山が運営されている「牛久本廟」という広大な霊園内にある巨大な阿弥陀さまです。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。